S・Yさんからのご感想(2007年5月)
私が母の自宅介護を始めて四年目になります。介護にも慣れ母も悪いなりに落ち着いてくると体の疲労感だけでなく心も弱くなってきました。
そんなある夏の夜、介助を終えリビングで脱力していると、20cmくらいの小人が4,50人で盆踊り大会をしていました。その真剣さと私に見られちゃた!という視線がなんとも滑稽で思わず笑ってしまったほどです。
介護に追われ考えて見ると笑ったのは久しぶりす。翌朝夫に話したところ介護でそんなに精神的に追い詰められているのか、と心配されて初めて昨夜のことに疑問を感じました。そんな時この本と出会いました。
読み進めているうちに私の深いところが自分の意思とは関係なくドクドクと熱くなっていくのがわかりました。心臓が飛び出てしまうかと怖くなりましたが、なにかこれを超えるとその先にはとても良いことがあるような感じがするのです。
難しい言葉や学校で習った常識がひっくり返るような内容なので、理屈でわかろうとすると脳みそが煙をあげてショートしそうになりますが、感覚でわかろうとすると、なぜだか知っていたような忘れていた記憶を呼び起こされるような、これを知ると知らないではこれからの人生とても大きく違ってくるような感じがするのです。
読後、なんとなく自分が何なのかを知ると、心も身体も軽くなったような感じがしました。そして私はすでにたくさん愛を受けていたと知ると、何も欲しくなくなりました。どんな苦しい状況もきっとうまくいくと思え、過去の嫌な思い出も後悔も嫌とか失敗と思わなくなりました。そして何気なく身体に取り入れていた空気も水も輝き、花も木も、隣の意地悪なおじさんもゴミの出し方でいつも怒っているおばさんでさえも愛おしく思えるのだから不思議です。
正直言って半分ぐらいしか内容はわかっていないのかも知れません。でも理解するのではなくて、感じる本があっても良いではないでしょうか。是非、肩の力を抜いてとにかく最後まで目を通して下さいと一人でも多くの人に伝えたいです。